【仮想通貨 失敗談】仮想通貨投資で失った３つの”デカすぎるもの”

仮想通貨投資で失った３つの”デカすぎるもの”

ネットで見た「うまい話」に感化され購入した”初めての仮想通貨”

20代男性会社員

仮想通貨投資での失敗談をお話します。

大学生のころに仮想通貨（ビットコイン）を3万円分購入しました。

親戚に仮想通貨を買っている人がおり、
その人の紹介にて仮想通貨を開始。

この親戚の人を軽く紹介します。

30代男性、幼い頃からお兄（おにい）と呼び慕っていました。
お兄は仮想通貨で成功している人と
仮想通貨関連の会社で働いており、
お兄自身も50万円分ほどのビットコインを所有していたようです。

このお兄以外、友人含め私の身の回りには
仮想通貨取引をしている人はおらず、
正直、不安で仕方ありませんでした。

が、ネットで調べてみると
成功体験や儲け話など、
いわゆる「うまい話」のオンパレードです。

冷静な思考であればここで
「なわけWWW」となるものですが

その時の私はその逆でした。

その「うまい話」にまんまと心を奪われ

”こんなにたくさんの人が儲かっているなら
初心者の自分でもワンチャンあるかも・・・！”
”仮想通貨取引しているなんて、なんかかっこいい！”

と、内心は既に購入の一択に決まっていたのです。

仮想通貨すごすぎる！もっと教えて、お兄！

こうして晴れて幕を開けた私の仮想通貨ライフ。

すると、購入後すぐに価格が急騰し一気に6千円の利益に！

当初あった不安などすぐに忘れていました。

それどころか、
こんなに簡単に儲かるのに、
なぜみんなやらないのだろう？

と、仮想通貨投資に興味を示さない人達を
逆に疑問に思ったほどでした。

反面、私自身は仮想通貨への興味が一気に増し、
もっと詳しい話を聞かせてもらうべく
すぐにお兄に連絡しました。

お兄は快諾。
喫茶店で待ち合わせをし話を聞くことになりました。

そこでお兄はまず、
今自分がやっている投資方法は
ただ値が低い時に購入し、高い時に売り
その価格差で損益が決まるという
株式みたいなこと（キャピタルゲインというらしい）
で利益はそんなに出ないと教えてくれました。

他にも、仮想通貨はこれからまだまだ伸びる。
FXみたいなこともできる。
など今後の仮想通貨の見通し話を聞きました。

ここで一番驚いたのが、権利収入です。

仮想通貨のATMみたいなものの権利を買うことで
より継続的に収入を得ることができる。
また、このことを友達に紹介すると、
自分のランクが上がり、収入も上がるという話でした。

明らかな、ネズミ講ですね笑

その話を聞いたときに、
流石に権利収入については
手を出したらマズいと直感的に思いました。

ですが、「うまい話」をたくさん聞けた私は
仮想通貨の売買自体を辞める気など皆無でした。

バイトなんてしてらんねえ！と舞い上がったのも束の間、雲行きが怪しく・・・

それからというもの、
私は完全にチャート依存状態になり
トイレはもちろん、お風呂でさえスマホ持参。

価格相場と常に睨めっこしていました。

寝る間も惜しんでほぼ１日中、
低い時に買い、上がってくると売るということに全集中です。

その甲斐あってか、３日で８千円の利益を得ました。
（今思えば時給換算したら恐ろしいですが・・・）

その時の私は
ただスマホを操作するだけで、
計1万4千円の利益が出たという事実に

”こりゃバイトなんてしてらんねえ！”と

ただただ舞い上がってました。

ですがここから、状況は一変します。

今までは、少しの損失が出ても
それ以上の利益を得ていたので特に何も思いませんでした。

が、トレードを繰り返しているうちに
段々と損失の方が大きくなり始めてきました。

その状況に少し焦りながらも
値下がりした仮想通貨は
また元通りに値上がりするだろうと思い
高騰するのを待っていました。

が、下がる一方。

そこでより損失が大きくなる前に
ついに売却をしました。損切りです。

デカすぎる”失ったもの”

それまでの利益が出ていた状況とは
逆転し、少しマイナスになってしまいました。

ですが、まだ事態を重く受け止めていなかった私は
すぐ取り返せるだろうと甘く考え、
下がった価格がまた上がると信じ、再び購入。

そしてまた値下がり。

より損失増大・・・。

その流れを数回繰り返し、
総投資額はなんと20万円に。

そこでようやく

”仮想通貨投資は向いていないかも・・”

と気づき始めました。

大学生にとっての20万円はとんでもなく大きな額です。

それまでバイトでコツコツ貯めていた貯金が底を付き、
ビットコインを出金せざるを得なくなり
ついに仮想通貨をやめました。

当初3万円から始まり、
最終的に20万円を投じた仮想通貨投資。

重度のポジポジ病になり
最後に残ったお金は1万9千円でした。

すごく後悔しました。

失ったのはお金だけではありません。

お風呂に入っている時も、大学の休み時間も
仮想通貨の価格相場を常にチェックしていた「時間」です。

その時間にアルバイトなど行えば、
失った額以上の収入があったにもかかわらず、
そんな当たり前の事を馬鹿にしていた私。

そして私が一番後悔しているのが
「友人達を失ったこと」です。

仮想通貨に没頭するあまり、友人からの誘いも全て断っていた私。

そんな私を見兼ねた彼らは当然ながら、私の元から去っていきました。

大切な友人達が離れていってしまった事にさえ
仮想通貨に夢中の私は気付いていなかったのです。

仮想通貨を教えてくれたお兄も
最終的にかなり痛い目にあった様で
今は仮想通貨の仕事は辞め、普通に働いています。

以上、哀れな私の仮想通貨失敗談でした。

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